コラム

見出し トリミングは紙一重
更新時間 2005/02/12 名前 よねやん
本文 「トリミングを変えれば、絶対入選!!」

と思われる作品を多く見かける。先日、横浜撮影会の作品審査(非公開)でこのようなことがあった。

「この場面おいしいのになぁ・・・・」
「でも、(レンズが)短い」

船上パーティで大勢の人が色とりどりの風船を放つ、このようなおいしい場面はかなり運が良い。 ご存じの方も多いと思うが、これ自体はなかなかの作品で、奨励賞に選ばれている。
ただ、何かが足りない。「これだけの状況がそろっているのに」である。



 これをトリミングすると全く別の作品に変わる。



 かなり拡大しているので、これでは解像度が悪くて作品にはならないが、 「迫力」という点ではご理解いただけるであろう。これだけ拡大すると、人の表情の面白さが分かる。なおかつ、港の雰囲気は損なわれていない。おそらくオリジナルは50mm位の焦点距離で撮影したのであろうが、もしこれを300mm位で撮影したとしたら、間違いなく上位に入選していたに違いない。それくらい「おいしい」と共に「おしい」作品なのである。

 月例会でも、同じような状況の作品が散見される。昔は大きく撮るにはそれなりの技術が必要だった。今は「高感度」「オートフォーカス」で300mm位までなら、簡単に撮影できる状況である。あとは「望遠を持ち歩くか」だけの小さな違いなのだが、それが作品で大きな違いを生む。