コラム

見出し 運を生かす
更新時間 2005/09/21 名前 よねやん
本文  写真は「運」が重要な要素を占める。反面、運が良くてもそれを生かせなければ良い作品が作れない。

月例会の作品を見ていると

「こりゃ、おいしい場面だなぁ? でもどうしてこう撮らないの?」

というものを多く見かける。
たとえばこの写真

5万トンを見送る
今年の5月の入選作品で大型客船を出航風景である。よく見ると白い船体の下に見送る人の影が一直線に並んでいる。

「ごっつあんです」

このような声が聞こえてきそうなくらい、おいしい場面である。この一直線の陰を強調して撮ればすばらしい作品が仕上がっていたに違いない。邪道ではあるが参考のために陰の部分をトリミングし、ゆがみを補正処理するとこのような作品になる。

むりやりトリミングしたので作品としてはいまひとつだが、陰を強調したイメージだけは理解いただけるであろう。さらに手前の救命ボートを入れて撮れば赤いアクセントが入って完璧な作品になるであろう。

 運を生かすことに気を使うだけで作品の質は飛躍的に向上する。たとえば

「いつもカメラを持ち歩くこと」

これが重要である。いくらおいしい場面に出くわしても撮影しなければ何もならない。また上記の作品であると望遠レンズを持っていないと陰を強調した作品が撮れない。ようするに運を生かせる機材を持っていることも重要になる。最近ではデジタルカメラも軽量になり持ち歩くには苦にならない。ぜひ実践してほしい。それで気軽にスナップ写真をバシバシ撮影すればきっと良い作品が生まれるはずである。