コラム

見出し プロスト
更新時間 2006/10/27 名前 よねやん
本文 ◇「プロスト」と言ってもかの有名なF1ドライバーのことじゃない。 カメラに使うプロ用ストラップのことだ。今日はこのプロストについてうんちくを述べてみたい。

◇ニコンにはニコンプロサービス(NPS)、キヤノンにはキヤノンプロサービス (CPS)という部署があり、それぞれ口うるさいプロカメラマンの相手をしている。 プロカメラマンであれば誰でも面倒を見てもらえるというわけではなく、 プロの中でも第一線で活躍している人に限りNPSやCPSへの入会が認められるようだ。 口にはしないが要するに休みの日に人に頼まれて写真を撮っているような 「なんちゃってプロカメラマン」まで相手にできないのが本音のようだ。 (厳密に言うと入会基準があり会員の紹介や雑誌、新聞で作品を発表しているなど 細かく決められている)

◇メーカーとしては第一線のプロに機材を使ってもらうだけで宣伝効果が大きい。 聞いた話によるとプロ用機材と称されるフラッグシップモデルでプロの使用率は5%程度、 20台売れればその中の1台をプロが買っている計算だ。逆にプロに1台売れば波及効果が 20倍あるとも言えるので、やはりプロサービスというのはメーカーとして儲からなくとも それなりの意味はあるらしい。

◇ニコンではサービスの一環として新しくカメラボディを買ったNPS会員に プロストを配っている。これは太めで短く作られているのでカメラがベルトに 当たらず肩が疲れにくいので非常に評判が良い。上質の柔らかい生地でできていて ボディをバッグに収納するときに丸めるとかさばらない。 大きくNIKONとロゴが入っているので、取材などの時にテレビカメラに写りそれ なりの宣伝効果があるとの話だ。

◇キヤノンも少し前までプロストを配っていたが諸事情でやめてしまった。 筆者としては是非とも復活して欲しいところだ。このプロストは一部のプロ にしか配らないので希少価値が高い。ヤフーオークションなどでニコンの D1時代のストラップが15万円くらい付けたこともある。 ニコンのサービスで配っているものなので横流しするプロカメラマンは少なく、 どうしてもプレミアムがついてしまうようだ。

◇プレミアムに見かねて一時期同じプロストラップをニコンのネット通販 で一般販売したこともあった。しばらくすると某カメラメーカーが NPSという商標を持っていることが分かり、「NPS」とロゴの入った プロストの販売ができなくなってしまった。こっそりとネット通販は終了して プレミアムも元の状態に戻ってしまった。 現行のプロストはヤフーオークションで1本2万円くらいのプレミアムが付いている。

◇アマチュアカメラマンにもプロストは人気があり、 ヨ○バ○カメラの撮影会などへ行くとどこから手に入れたのかカメラに付けて いる人を多く見かける。本人は自慢げに機材を使っているのだが、 ストラップの結び方を見るとプロアマの違いがはっきりと判る。 プロの場合はNPSがストラップを付けてくれるので「ニコン巻き」 という特殊な結び方をしているのである。もし知りたい方は筆者を見かけたとき に聞いて欲しい。こちらはプレミアム無しの無料奉仕でお教えする。


歴代のプロスト、左ほど新しい型