コラム

見出し がんばれオトコ
更新時間 2008/12/28 名前 よねやん
本文 ◇今年も休むヒマなく年の瀬になだれ込んだ。10月の風景写真コンテストから始まり、審査や原稿、その他モロモロの事務手続きなど、ぼーっと職場で新聞を読んだことなどここ数年記憶にない。ただしこれは贅沢な悩み、サブプライム問題に起因する急激な景気の悪化などを考えると、文句を言っている場合ではないだろう。

◇ともあれ先日、よみうり写真大賞の年間審査が無事に終わった。今回の目玉は小中学生、高校生部門の充実である。若い世代に写真の興味を持ってもらい、写真文化を底辺から下支えしようという目論見だ。実は最近は写真を撮る若者が爆発的に増えている。と、いうのも携帯電話にカメラ機能が付き、「写真を撮る」ということ自体の敷居がスゴク低くなっているからだ。ただし、問題は写真に興味を持つ若者が増えていないということ、携帯カメラ→コンパクトデジカメ→デジタル一眼レフ、と出世魚のように興味を持ってくれる若者は少ない。筆者のようなカメラ小僧はどこに行ってしまったのだろう。

◇今回の高校生の応募状況を見てみると、90%くらいが女子生徒によるものだ。梅佳代氏に代表される女流カメラマンブームなどの影響が大きいのだろう、硬派な男子による作品は殆どみられない。これはよみうり写真大賞に限らず、他のコンクールでも同じ傾向にあるという。

◇作品は雑誌のグラビアに出てきそうなイメージ的な内容が多い。それはそれで若さがあり評価されても良いが、すぐにあきられて消費されて行く一面も持ち合わせている。また見る人により評価軸がことなるので、全く相手にされない怖さもある。

◇審査会になると、同じような若い作品が会場中に並ぶ。そこでオトコたち諸君には硬派な作品でひときわ輝いて欲しいと個人的には思っているわけだが、どうも無骨なものが少なく同じような作風に埋もれてしまっているのだ。体力や男性的な感覚で正面突破して欲しいのだが、どうも個性がない。がんばれオトコと言いたくなる。

#高校生の作品を沢山見て、ふと自分の若い頃の作品を見直してみたくなった。
#沢山のモノクロネガを引っくり返してちょっと目に付いたものをスキャンしてみた。
#自分で言うのもなんだが、改めてがんばっているオトコだったと思う。


中学2年の時に撮影、この頃はカメラの訓練のためにニコノスを使っていた



中学1年の時に撮影、ゴザに砂遊びの少女なんて今はいないだろう



中学3年の時に撮影、前回書いたがこの頃は緑川洋一氏の影響をもろに受けていた



小学校6年の時に撮影、出初式の表彰式の一幕、なぜかこんな位置から小学生が排除されずに普通に記録写真を撮っていた。今では考えられない。