コラム

見出し 盗難
更新時間 2011/01/22 名前 よねやん
本文 ◇3ヶ月前、「カメラバッグ」の原稿でカメラの盗難の話を思い出したので今回はこの話を。プロの使うカメラは高価なものなのでバッグ1つで100万円くらいする。ボディ2台、レンズ3本、ストロボ2台でそれくらいになる。ハイアマチュアでも高価な機材を持っている場合があるがせいぜい50万円というところだろう。プロとアマとの決定的な違いは予備機材の有無だ。プロの場合は「機材が壊れました」じゃ済まないので必ず予備機材を持つ。結果的にバッグの中は高価な機材で溢れることになる。  また外に出ないとカメラマンは仕事にならない。その高価な機材を持って日本や世界を旅することになるので、盗難のリスクから逃げることはできない。

(よくある盗難その1)
◇それは輸送中による盗難だ。スポーツ取材などの場合、空港で望遠レンズを預けるが到着ロビーで出てこないような場合だ。ロビーで出てきた時に誰かが盗むことも考えられるし、治安の悪い空港だと職員が盗んでしまうという事態もあるそうだ。別の飛行機に積まれて行方不明になることもある。自分に責任が無い場合も、仕事に大きな支障を来たす。これは大事な機材を預けることが根本的に間違っている。400ミリまでなら機内持ち込みが可能なので、面倒でも手荷物品でチェックインするしかない。

(よくある盗難その2)
◇それは撮影中の盗難だ。日本は治安が良く、めったに盗まれないが、海外に行くと特に日本のカメラは高価なので注意が必要だ。先輩から聞いた話だが、オリンピックでスタンドから撮影中、フィルムを交換して振り向くとカメラバッグ一式が盗まれていたらしい。時間にして10秒ほどの出来事、盗むほうもプロだ。またペルーの日本大使館占拠事件で、ちょっと目を離した隙に望遠レンズを盗まれたカメラマンの話も聞いたことがある。この話にはオチがあって、後日闇市に行ってみると自分の望遠レンズがなんと売られており、悔しい思いをしながら買い戻したとのこと。かなり値切ったので格安だったらしいが。

(よくある盗難その3)
◇それはホテルやプレスルームで盗まれるケースだ。取材を終えてホテルでシャワーを浴びている隙に、機材の全てが忽然と消えてしまったカメラマンがいる。当然部屋の鍵は閉めていたのだが、なんと犯人はホテルのフロントで「ルームキーを無くした」といってスペアキーを借り、それで盗難に入ったと判明したらしい。それにしても大胆な窃盗犯だ。部屋の中で出くわしたらどうなっていたことだろう。想像するだけでも恐ろしい。  また、サミットやら国際会議やらオリンピックなどでは大部屋のプレスルームをパーティションで区切って各社が使うことが多い。そこに掃除や宅配業者など知らない人がワサワサ出入りするので、機材を置いておくと盗まれることがある。これも注意が必要だ。

◇何を隠そう、筆者も盗難に遭ったことがある。トリノ五輪が終わって、別送荷物を輸送会社へ預けたのだが、日本へ戻ってきたダンボールを開けると空っぽだったことがある。中にはカメラバッグ、ニコンのD70、レンズなど金額にすると30万円くらいが入っていたのだが、カメラバッグごと輸送中にダンボールから抜かれたみたいだ。仕事が終わった後の出来事なので問題なかったが、ピントのよく来る気に入ったレンズなどが入っていた。勿論、輸送会社が弁償してくれたが、精神的なダメージは大きい。また、その盗まれた機材が闇市で売られていることを想像するだけでも腹が立つ。カメラ機材は進歩したが、盗難の話だけは30年前もほとんど変わらない。そのうちSF映画の指紋認証拳銃のように、持ち主本人しか作動しないカメラは出ないだろうか?それで価格が10万円UPしたとしたら誰も買わないだろうと思うが、、、


天気が良かったので羽田第二ターミナルへ行った。
離陸とスカイツリーなんて航空マニアでは当たり前のカットなのだろうなぁ



富士山がきれいだ。200ミリで撮ったが、
なんで400ミリで富士山とターミナルのアップを
撮らなかったのか後で大反省



お決まりの流し撮り。あまりにも平凡なのでノーコメント