コラム

見出し 動画の難しさ
更新時間 2011/07/31 名前 よねやん
本文 ◇先月の動画の話の続き。現在行っている写真に関する授業を、DVDにまとめようという話が挙がり、動画の撮影と編集を行っている。まったく素人からの出発なのだが、一通りこなすうちにコツがつかめてきた。ここで読者に質問。

問い「動画を撮る上で一番気をつけなければならないことは何でしょう?」

ちょっと知ったかぶりする人なら

答え「流れをわかりやすく撮ることです」

と答えるであろう。
これは不正解、たぶん動画を編集したことのない人の答えだ。
正解は

「しっかり録音すること」

というのが現場を知っている人の答えだ。動画の場合、音声と映像に分けることができるが、どちらが重要かといえば音声なのだ。例えば、インタビューのDVDを作るとする。声がしっかり録音できてさえいれば、後はイメージ映像を入れ込んだり、文字を入れたりすればDVDとして成り立つ。反対に録音に失敗したらその先の編集はできない。口をパクパクしながら字幕を入れるなんておかしいからだ。

◇だからカメラマン2人で行く場合は、1人が音声担当、1人が映像担当というのが順当なのだ。2人でいろんな方向から撮ったとしても、音声が悪いと何もならない。写真と違い、一台は全景にして回しっ放しということもできる。だから、1人で映像を撮り、失敗した時に全景の映像に切り替えればちゃんとDVDが作成できるのだ。

◇撮影後の編集作業は重要だ。撮った映像を細切れの素材に分け、流れがわかるようにつないでゆく。実は撮る作業量を1とすれば、編集作業は3倍くらい大変だ。写真は極端な話、撮ったらあとはラボ任せにもできるのだが、動画の場合は後が大変なのだ。編集作業を行っていると、「こう撮れば良い」というのが見えてくる。編集作業を行えば自ずと現場の撮影もうまくなるという具合だ。このあたりが写真の撮影と異なる。

◇永らく動画の編集は複数のビデオデッキで直接映像をつないで編集していた。八ミリフィルムをはさみで切ってつなぐイメージだ。デジタルで編集できるようになっても、出だしは放送局で買うような専用機で1台何千万円もした。当時はよく「ノンリニア」という言葉が言われていて、ハードディスクに保存して、一瞬にして飛びたい場面に移れるので驚いたものだが、今では出来ない再生機を探すことの方が大変だ。

◇そのノンリニア再生機も1990年代前半にアミーガというパソコンで動く動画編集ソフト「ビデオトースター」が発売されて、幕開けを迎える。高価な画像編集が数十万円でできるようになったのだ。今では10万円のパソコンに2万円ほどのソフトを入れれば簡単に画像編集が行える。

◇動画は安くで楽しめるようになったが、扱いの難しさにはあまり変化がない。ただ今後は飯のタネになりそうなのでプロには勧めているが、写真愛好家に強制するようなものではない。ただ、カメラに動画機能が付き、2万円のソフトで編集ができる時代なのだから、孫の成長を1枚のDVDにまとめるくらいは、ちょっとした勉強にはなるのではないか?YouTubeのように動画を投稿して大勢に見てもらえる時代だ。写真審査会でも静止画部門と動画部門に分けられる時代も遠くないかも知れない。


秋葉で最もメイド喫茶の店員が見られる裏通り、
住友不動産秋葉原ビルに映った雲が妙にきれいだ



秋葉の中央通り、太ってリュックを背負って
30?40歳位が標準的な秋葉人だ



写真愛好家は早寝早起きなので、夜の写真が少ない。
最近は夜の写真が面白いと思って撮っている