コラム

見出し 画像データの保存
更新時間 2011/08/27 名前 よねやん
本文 ◇画像データの保存方法について聞かれることが多い。CD-RやDVD-Rに焼いて湿気の少ないところに保存するのがベストだと思うが、それでも50年くらい経てば読み込み不良になる可能性もあり万全とは言えない。ここ2?3年で普及してきたblu-ray(ブルーレイ)は規格が厳密で粗悪品が現状では少ないので、耐久年数は長いそうだが、100年後に読み取れる装置があるかどうか疑問である。

◇最悪の保存方法はカメラのメモリカードに撮りっぱなしで保存しておくことだ。中のフラッシュメモリーは溜まった電荷で記憶する方式なので4?5年で消えてしまうことがあるようだ。確かに1GBのSDカードが250円なんて値段で売られているので、一杯になったら保存せずに新しいのを買う人が多いと聞く。まったく安易な話だ。

◇筆者はというとハードディスク(HDD)に保存している。ではHDDの耐用年数はこれも5?10年といったところ。1年ほどで突然壊れることもあるし、10年経って快調なものもある。故障に関してはバックアップを取るしか手が無い。筆者の場合はメインのパソコンに2台のHDDが内蔵されていて、1台はバックアップとして使用している。これで2台同時に壊れる可能性はゼロに近い。

◇ただし、これでも安心はできない。コンピュータごと盗難に遭う、火災などで同時に壊れる、などのリスクがある。引越しの最中にパソコンが水没し壊れた知り合いもいた。そのようなことを避けるために筆者は、外付けのHDDにバックアップしてそれを職場でも保管している。場所の分散でリスクを回避しているのだ。

◇更に病的だと思われるかも知れないが、エバーノートという業者が行っているデータ保存のシステムに加入し、そのサーバに大事な画像データを中心に保存している。このエバーノートは画像の登録できるホームページみたいなものだ。これが信じられないほど使い良い。例えば、画像の中に「東京駅」という文字が入っていたとする。検索で「東京駅」とすると、画像の中の文字を探し出して表示してくれるのだ。また画像と一緒にキーワードを登録しておけば検索で表示可能だ。出張先でもインターネット上で画像が引き出せるので用途は広い。

◇今のところ画像保存で完璧なものは見当たらない。それなので自分の生きている間だけ残れば良いと思っている人がいたら間違いだ。家系図のように何百年も画像を引き継いだとすればきっと価値が出るに違いない。永久保存できる媒体が無い現在こそ残す価値が高いのだ。1000年後の人が筆者の画像を見て「昔の人は公園におねえちゃんを連れて行って、ポーズ写真を撮るのが好きだったようだ」なんて話している姿を想像するだけでワクワクする。


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神戸ポートタワーは町並みとマッチし実に優美だ。


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