コラム

見出し ゴミ処分中
更新時間 2013/01/27 名前 よねやん
本文 ◇筆者は現在「ゴミ」を一生懸命に処分している。と言ってもその「ゴミ」をコレクションしている奇特な人がいるので、価値はゼロにはならずに意外とお金になる。その「ゴミ」とは古いレンズのことだ。

◇なぜ「ゴミ」なのか?それはD600を買った時から悲劇は始まった。600万画素時代なら多少レンズ解像度が低くてもその悪さが分かることなかった。それが2000万画素の世界になると一目で分かってしまい使い物にならないのだ。目が悪くて、きれいに見えていた美人も、メガネをかけると興ざめしてしまうようなものだ。どんな高級レンズといえど、マニュアルフォーカス時代のものはほとんど使い物にならない。できれば5年以内位に設計された最新のレンズが良い。非球面レンズなどを用い、デジカメに最適化されているからだ。

◇筆者の機材の計画として、「ゴミ」レンズを殆ど処分し、性能の高いレンズを厳選して使うことにした。コレクションとして集めるのはやめて、実際に使えるレンズだけを所有するのだ。

◇例えば、持っている中でマイクロニッコール60mmF2.8、ニコンで売られているレンズの中で最も高性能レンズだと言われている。ニコン社内でカメラの評価をする際に使われるレンズらしい。売値は5万円前後なので比較的買いやすいレンズだ。24-85mmなどのズームレンズと比べると、圧倒的に解像力が高い。特にフルサイズのカメラになるとその違いが顕著に出る。

◇このマイクロニッコールでいうと昔の名玉である55mmF2.8と55mmF3.5の2本も持っているが、実際に今使うとすると性能が低すぎるので「ゴミ」だ。それをコレクションのつもりで持っていたが、処分することにした。また往年の名玉85mmF1.4と85mmF1.8 これも処分し、最新式の85mmに買い換えてしまった。

◇このように順次、最新式のレンズに入れ替え中なのだが、我ながら絶妙な時期だと思っている。それはここ5年位で超高性能レンズが続々発売されたからだ。これが10年くらい前のレンズだと今の2000万画素時代には少し耐えられない。

◇「10年位前のレンズが実は使い物に使いものにならない。そんなバカな」と思うかも知れないが、それを使うと2000万画素のカメラが解像度で1000万画素くらいの性能しか発揮できないのだ。それに気づいていない写真愛好家やプロカメラマンは多く、筆者に言わせると中古で売れば買ってくれる人がまだいるので、処分するなら今のうちなのだ。メーカーとしては、ユーザーにそれを気づかせ、最新レンズを買ってもらうために宣伝をしている。それでも2L版くらいでプリントして鑑賞する人には違いが分からない。

◇ちなみにニコンはレンズマウントを長年変えていないので、「30年以上前のレンズが最新デジカメで使えます」という宣伝を大々的におこなっていた。そこでほとぼりが冷めた頃、「最新のレンズじゃなきゃ、最新デジカメの性能は引き出せませんよ」とまた宣伝をしている。これは明らかに矛盾だ。しかし「ゴミ」レンズというのは事実、仕方なく処分に明け暮れる筆者なのだ。


ニコンV1+10mmで撮影


マイクロニッコール60mmで撮影、ピントがシャープだ