コラム

見出し ベストバイ
更新時間 2014/07/27 名前 よねやん
本文 ◇最新式のデジタル一眼であるニコンのD810を買った。 3度撮影に使ったが、画質や使用感など最高で、当分は これで十分という印象だ。静かになったシャッター音は 「安っぽくなった」「静かで良い」と賛否両論だ。 最初に筆者は安っぽいと思ったが、静かな中にしっかり 感があるのですっかり気に入ってしまった。 今後発売されるフラッグシップ機もシャッター音に関しては 同じ路線を踏襲する予感がする。

◇最大のウィークポイントは価格だ。30万円前後と高く、 一つ格下であるD600の中古品が10万円なので割高感がある。 画質はD810を90点とするとD600は80点以上を 付けられるので撮影結果で大きな差は出ない。 半切程度にプリントする分には両者の違いは分からない。 よってD810は万人に勧められるカメラとは言えない。 現時点での筆者のベストバイは10万円のD600の中古品だ。 新品が良い人は後継機種で15万円前後のD610でも良い。

◇初心者なら撮像素子がAPS?CサイズのD7100(8万円前後) などを選ぶ人もいるが、フルサイズをトリミングした小さな撮像素子なので 画質が悪い。ちなみにAPS?Cの最上位機種D7100を持ってしても 40点位の評価しか筆者は与えられない。使えば使うほど画質の悪さを 感じてしまうので絶対にフルサイズをお勧めする。

◇「そんなこと言っても、2Lプリントなら差は分からないし、 私には軽いAPS?Cが一番」と思っている人にもD600を勧める。 もし軽くて便利なAPS?C専用18?200mmのレンズを使いたい場合は D600に装着してAPS?Cサイズで撮影して欲しい。フ ァインダーは多少見にくくなるが、画質はD600の方が格段に 良いことを確認している。また本気モードの場合はフルサイズでも 撮れるので、選択肢が広がるというものだ。

◇「APS?Cサイズで1600万画素」、使った感じからも 計算上の結果からも、今の光学レンズで表現できる限界性能に 近づいていると言える。これ以上APS?Cで画素数を上げても 撮影結果に違いが出てこないということだ。もし描写を 上げたい場合は面積比で2.25倍のフルサイズを使うしかない。 ただし、1600万画素の2.25倍は3600万画素。 つまりD810の画素数ということになる。フルサイズ、 APS?C共に限界に近づいているのだ。今後も5000万画素、 1億画素などのカメラが出るかと言えば疑問である。 当面は高感度化へ向かうのではないだろうか?D810を 使ってみると、暗闇でも昼間のように撮れるし、ダイナミックレンジは 広いし、文句無いのだが更なる発展がありそうだ。

◇取りあえず、性能に限界の見えたAPS?Cのデジカメには 「お疲れ様でした」と言いたい。ニコンのD1で採用され、 もう15年ほど愛されてきたが、筆者としては使う理由が 見当たらなくなってしまった。ニコンとしてもその辺は 理解しているようで、フルサイズよりも大きな撮像素子の カメラを開発中というウワサもある。筆者の「ニコン貧乏」への物語は続く。


海の灯まつりinお台場2014で。
このような絵葉書的作品を撮るために
同じ場所に大勢の写真愛好家が三脚を並べていた。
人と同じ目線で撮っていてはダメだ。



D810は高感度にも強く、
手持ちで十分撮れる



横浜市・大桟橋で