コラム

見出し 修理不能
更新時間 2016/07/18 名前 よねやん
本文 ◇カメラ機材に故障は付きものだが、メーカー修理に出しても修理可能期間というものがある。大まかには製造打ち切り後6年とか決まっていて、普通に使っていてもあっという間に修理不可能な機種になってしまう。メーカーとしては一定期間、補修部品をストックしておく義務があり、その間は何でも修理を受け付けるのだが、補修部品が無くなると修理を受け付けてくれない。

◇例えば、レンズのホコリを清掃するとしよう。分解して清掃するだけで補修部品は不要だと思うだろうが、これも修理可能期間を過ぎていると受け付けてはくれない。分解したときに部品の破損などがあれば元に戻せないリスクがあるからだ。昔のメーカーだと「うーん、ダメもとでやってみましょう」みたいなことがあったが、今はどこのメーカーもシステマチックなので状態確認すらしてくれない。

◇そういう時に頼りになるのが修理専門の業者だ。筆者はよく「日研テクノ」「関東カメラサービス」などを利用するが、相談すると「とにかく頑張ってみるので送ってください」ということが多い。よく壊れる部品でメーカーに無い時などはわざわざ作って対応することもあるので驚きだ。

◇先日もニコンの400mmF2.8のレンズに少し曇りが入ったので、ニコンのサービスに相談したところ、2年ほど前に対応が終わっているので修理は受け付けられないと一蹴されてしまった。このままではウン十万円がタダのゴミになってしまうので、ニコンのOBが経営しているキィートスという修理工房を紹介してもらい、何の問題も無く綺麗になって戻ってきたことがある。料金もたったの2万5千円と多分ニコンの半額以下だ。

◇メーカー修理は受ける以上は必ず直って戻ってくるが、キィートスなどの修理工房の場合は「やっぱりダメでした」というようなところがある。昔の銀塩カメラなどは構造がシンプルなので、修理工房で直る場合が多い。最近のカメラの電子部品はパーツがないと直らない。そこで誰でも考えるのが部品取り用の別の一台を差し出すという作戦だ。いわゆる「2個1(ニコイチ)」と呼ばれるものだが、その場合は2台を分解するので、修理代金も2台分になることをお忘れなく。多分、直さずに中古を買いなおした方が安く上がると思う。


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