コラム

見出し 最後のデジタル一眼レフ
更新時間 2017/09/13 名前 よねやん
本文 ◇また貧乏になってしまった。ニコンから新発売されたデジカメのD850を買ってしまったのだ。超高画質で毎秒7コマの連写もでき、市場の予想価格よりも安い約36万円(税込み)で発売されたので筆者としては買うしか選択肢がなかったのだ。高い税金と思って早々と注文し、初期ロットが9月8日の発売日に届いた。

◇ニコンには先行して販売されたD5があるが、これは約60万円と高く、重さもあるので写真愛好家が使うには敷居が高すぎる。そこにD5よりも高画質で安いD850が発売されたものだから、人気で注文が殺到しているという。初期ロットが奪い合いになり、早い段階で注文した人にさえ十分行き渡らなかったという。ニコンのプロサービスでは筆者に初期ロットが届いたか心配してくれていたそうだ。それほど品薄で、今から注文したら2−3ヶ月待たされるのではないだろうか?

◇届いた日に、早速料理の撮影があったので、速攻でカメラ設定を済ませ、現場に持ち出した。結果は「すばらしい」と言いたいところだが、別に厳しい条件で撮影したのではなく、光量も十分にある料理撮影なので、いつものように撮って、問題なくいつものように画像を入稿できたというだけだ。扱い方が大きく変わり、直ぐに現場で使えないとしたらカメラとしては失格なので、その点では合格だ。

 使っていたD810と比べ、変わった点を列記すると
・色の分離や抜けがよくなった
・感度が約2段分ほど高くなった
・色作りが変わり鮮やかになった。顔色の赤みが増した。
・30グラムほど重くなった
・シャッター音が大きくなり、ミラーの反動も大きくなった
などが筆者としては気づいた点だ。D850は仕事のメインカメラになり、D810はサブに格下げされ、3年くらいこの体制で使われると思われる。後は1ヶ月くらい現場で使ってみた感想をプロサービスを通じて開発に上げるくらいだ。D850を手に入れ、ワクワク感いっぱいで紅葉などを撮りにいく写真愛好家のほうが絶対に写真は楽しいだろうと思う。

◇おそらくこのD850は筆者としては最後のデジタル一眼となり、次に買う機種はミラーレスの機能が入ったカメラになるような気がする。春先からオリンパスのミラーレスOM−Dシリーズを買い集めてテストしてみたりしたが、結局仕事では使い物にならないということが分かった。世界を旅する写真家ならOM−Dシリーズの方が扱いやすいが、報道系カメラマンは100%撮れていないと困るので、現状ではミラーのデジカメしか選択肢は無い。ニコンはその辺の事情も良く理解していて、ミラーのデジタル一眼の延長線上に新しいミラーレスを作ってくると思われる。

◇よく考えるとニコンは二番煎じの商法が伝統的に得意だ。ライカやローライを研究してニコンSやニコンFが出たように、今まさに新しい発想のミラーレスも出ようとしているのではないか?お手本になるオリンパス、フジ、ソニーなどの長所短所が分かってきた。ポイントは「仕事で使えるミラーレスがいまだに発売されていない」ということだと思う。ニコンの業績の低迷が言われているが、得意の二番煎じ商法でビッグヒットが出るかも知れない。


青山墓地で、ここで一年を通じて撮れば写真展が開催できるほど沢山の作品が撮れると思う


港区の綱町三井倶楽部で開かれた富士フイルムのファンミーティング、
写真関係者が中心で富士のカメラが借りられるほか、
プロ向けのワークショップなどが開かれた



ニッシンのストロボを使ってMTBを撮るワークショップ
一人だけカメラも持たずに見ている筆者が講師は不思議だったようだ

オリンパスOM-D M1+40-150mmで撮影。海岸ではコンパクトな
防水カメラなので良いのだが、背景のボケがきたないのが難点