コラム

見出し 失敗しないストロボ
更新時間 2017/12/16 名前 よねやん
本文 ◇筆者はニコンのカメラを中心に使っているが、ストロボはニッシン製のものを使っている。ニコン純正品は悪くは無いが、ストロボごとに操作が変わり、現場で時間が無いときに分からなくなることが多い。前にも書いたように現場に通され3分くらいでストロボ3灯をセットし、1−2分で有名人を撮ることは日常なので、そこでストロボの操作が分からなくなると致命傷なのだ。

◇ニッシン製のストロボの良い所は、操作が直感的で、現場で迷うことが無い。スタジオで使うストロボでProfoto(プロフォト)やコメットなども操作がシンプルでマニュアルを見なくても直感的にわかるが、ニコンのクリップオンストロボだけは本当に分かりにくい。ニコンのカメラはボタン操作が分かりやすいが、ストロボは異なるところが、部署間の連携がイマイチのニコンらしさかも知れない。

◇またニッシン製は純正の半値くらいと安く、ニコン製1灯でニッシン製が大体2灯買える。耐久性はニッシンの方が若干悪そうなのだが、仕事で使っている旨を言うと迅速な修理対応をしてくれる。またファームのバージョンアップが無料で受けられ、これはニコン製では受けられないサービスだ。

◇性能面は互角かニッシン製が勝ることもある。ニッシンはストロボをOEM生産しているストロボ専業のメーカーだ。カメラメーカーはストロボを商品化する場合に自社開発が人員的に難しく、ニッシンなどのストロボメーカーに自社仕様に合わせて発注することになる。ストロボメーカーから見れば、基本の設計があり、ニコンやキヤノンにあわせて追加部分の設計を加えることになるので、幅広いノウハウが蓄積することになる。そう考えると経験値でストロボ専業メーカーが勝るのは当然なのだ。

◇ここまで書いたが、一般の写真愛好家はクリップオンのストロボすら持っていない人のほうが多く、内蔵ストロボを「暗いので光らせる」くらいの使い方をしている人が大半だろう。以前のコラムでも書いたことのように「邪悪なストロボ光は入れません」「カメラの感度が上がり必要ない」という人もいるが、それは光を作れない人のいいわけだ。「良い光を選ぶ」「良い光を待つ」という受身では、いつまで経っても撮影が終わらない。「どこでも一定の時間で一定の光を作れる」ことが出来れば、写真の仕上がりと撮影時間が安定するのだ。そのために「私、失敗しないので!」ではないが、現場でミスの少ないニッシン製のストロボなのだ。


ニッシンのメインのストロボi60A
ニコンより小さいが明るさはGN60もある



ストロボのコントローラ、これで3灯が操れる


ホットシューに付け、リモコンで発光させる


今、森美術館へ行くとインスタ映えする写真が撮れる