コラム

見出し ズームと単焦点
更新時間 2018/12/17 名前 よねやん
本文 ◇今日はレンズの焦点距離について話したい。筆者は14mmから600mmまでまんべん無くレンズを使うが、人物をバストアップで撮ることが殆どなので平均すると85mm−105mmの間で撮ることが多い。レンズで言うと70−200mmのショート側で撮っていることになる。一応バッグには18−35mm、24−70mmのズームレンズも入れているが、6割くらいが70−200mmで撮っている。

◇写真家の故・管洋志先生は単焦点派で、105mmと35mmを持ち歩くのが定番だった。最近のズームレンズは性能が高い話を言っても殆ど興味が無い様子だった。それでも機材のテストなどでズームレンズしか無いときは、テープで例えば105mmの位置に固定、後は単焦点だと思って撮影位置を調整して撮られるそうだ。そこまでこだわったのは「自分の得意な焦点距離」というのが見に染み付いているからだと思う。

◇ただ反論させていただくと、じっくり時間をかけて動き回って撮れる写真家の話であって、筆者のように最初から撮影位置が決められ、動き回る時間も無い場合は絶対にズームレンズが必要だ。作品内容以前に撮影時間の厳守が要求されるからだ。そこがカメラマンと写真家の流儀の違いだと思う。

◇舞台撮影などは大口径の単焦点レンズで撮るイメージが強いが、それは昔の話。今ではF6.3のレンズでもISO3200くらいにすれば500分の1秒で切れる場合が多いので150−600mmや100−400mmのズームが主流だ。そうすれば舞台全体から人物全身まで1本で済ませられるからだ。

◇筆者が単焦点を使う被写体は、AFの速度が必要なスポーツなど、また絞りを開けて背景をぼかす人物写真などの主に2パターンがある。スポーツは当然F5.6のレンズよりもF2.8のレンズのほうがビュンビュンピントを追い続ける。また、人物の全身写真の場合は画角的に105mmが最適で、ズームの開放であるF2.8でも良いが、もっとぼかす時は105mmのF2のレンズを使う。雑誌のカメラマンは85mmF1.4や50mmF1.4を使うこともあるが、それは大きく写真が掲載される場合の話であって、新聞は長辺5cmくらいで小さく掲載さればこともあるので、なるべくボケやすい105mmの方が合っていると思う。

◇ズームと単焦点の使い分けだが、性能的なものは殆ど無く、むしろズームの方が設計が新しく性能も上の場合が多い。単焦点は、軽くて明るくゆがみも少ないのでメリットも多い。要するに単焦点にこだわるのでは無く、最適のレンズを使うということが重要だ。単焦点にこだわるということが時代に即していないのだと思う。

 近距離で撮影する場合、ズームレンズは実焦点距離が出ないことが多い。「ブリージング現象」といって200mmにしても実際は135mmくらいの画角くらいにしかならない。これもズームレンズのデメリットだ。

単焦点180mmで撮影、距離は2m
18−200mmの180mmで撮影、実焦点距離は135mmくらいしか出ない



以前から行ってみたかった三井アウトレットパーク
木更津店にあるニコンのお店に行ってみた。
たまに目玉商品が出るらしいが、行った時は
ワクワクするようなものは何も無かった。