コラム

見出し カメラマンのオーラ
更新時間 2019/05/04 名前 よねやん
本文 ◇5月4日、秋葉原のヨドバシカメラで光の魔術師と言われるカメラマン、イルコさんの写真セミナーが開催された。一度大阪に向かう新幹線で乗り合わせたことがあったが、セミナーで会うのは初めてだ。急にセミナーが決まり告知も不十分だったが、行ってみると大勢の人で埋め尽くされ、開始30分前に行った時はすでに立ち見状態だった。来場者は40〜50歳位を中心に幅広く、一般的な写真愛好家らとは明らかに年齢層が異なる。SNS、ユーチューブで絶大な支持を得ているイルコさんらしい。無料のセミナーなので、ソニーが講師料を払い、場所をヨドバシカメラが提供するというシステムなのだろう。

◇イルコさんは基本的にクリップオンストロボを使った多灯ライティングでモデルを撮るスタイルで光を操るのが得意だ。ストロボはニッシンとGODOXを使う。機材、作風とも筆者と似たところがあり、非常に参考になる。逆に何も考えずに筆者が撮ると、イルコ風になってしまい、真似したように思われてしまうので最近は困っている。イルコさんが売り出す前から筆者はイルコ風で撮っているのだが。

◇モデルの複雑な多灯ライティングなど普通の写真愛好家はやらないのだが、なぜか絶大な支持を受けている。恐らく(1)撮影の達人がソニーを使っている(2)ソニーを自分が使っている 結論:自分も達人の仲間 という3段論法で支持されているのではないか?

◇セミナー自体は思っていたよりも地味で、淡々と作品が紹介された印象だ。ユーチューブ上でのイルコさんは元気一杯のエンターテーメントなのだが、シャイな面も垣間見れて、緻密で真面目な感じで、行き当たりばったりな印象は皆無だった。このへんも筆者に似ていると思うのだが、イルコさんはまだ写真を始めて10年ほどで、普通のカメラマンならやっと一人前に仕事ができるようになる位なのだが、このカリスマ性はなんなんだ。30年やってもダメなカメラマンもいるが、おそらく真面目で理系的センスがあって、頭が良いのだろうと思う。これだけオーラを出しまくると、大きな広告の話が舞い込んだり、最新機材の提供があったりして、雪だるま式に充実した仕事に恵まれるのだろうと思う。フリーの仕事は何でも同じだが、売れている人にどんどん仕事が集中するのだ。

◇そういうカメラマンというお仕事について、写真の学校でメモったノートの重要なことが書いてあった。
「期待を超える提案力」を見せ付ける
「この人に仕事させたら、どんな世界観で撮るのだろう」と思わせる という2点だ。
どちらもイルコさんに当てはまる。セミナーの内容はあまり参考にならなかったが、オーラをもらえた充実した1日になった。


立ち見も出るほどの大盛況


イルコさんの本にサインしてもらい、特大の名刺までもらった