コラム

見出し さよならマイクロフォーサーズ
更新時間 2019/09/15 名前 よねやん
本文 ◇2年前に揃えたデジカメ、オリンパスのマイクロフォーサーズ一式を手放すことにした。キヤノンのミラーレスAPS-C機、EOS kiss Mが活躍中で、チョイ撮りだけなら、そちらが画質も良く軽いのでオリンパスの出番が無くなったのだ。ニコン、キヤノン、ソニーのフルサイズミラーレス機が出そろってから戦場はそちらへ移り、センサーの小さいオリンパス、パナソニックのマイクロフォーサーズ陣は勢いを失ってしまった。オリンパスはミラーレスで先行していたが、フルサイズ機ミラーレスの出現で、主に画質面で劣勢に立たされている。

◇マイクロフォーサーズはセンサーの長辺がフルサイズ機の約半分しか無く、同じ画総数だと1ピクセルの面積は約4分の1ということになる。軽量なカメラが作れるのが長所であるが、問題点も多い。2年間使った感想をいうと

・画質で使い物にならなかった。ノートリミングで6ツ切くらいまでなら問題ないが、広めとアップが必要な場合、フルサイズならトリミング前提で広めに撮るがそれができない。要するに画質の面でトリミングをしない前提でとらなければ画質が劣化してしまう。

・主軸レンズの40−150mmF2.8がダメだった。シャープで軽量なので人気が高いこのレンズ、背景ボケが2線ボケで汚くて使い物にならなかった。そういう場合は高価な大口径単焦点レンズを使えということなのだろうが、ズームでなければ仕事にならない。

・ピントが深すぎて、表現に制限ができてしまう。例えば料理を撮るとき、フルサイズで90mmを使うところ、マイクロフォーサーズだと45mmになり、ピントが極端に深くなる傾向にある。被写体によってはパンフォーカスも良いが、ファッションや料理などで立体感が欲しい時に背景をぼかしにくいのだ。

・高感度に弱かった。やはりピクセル面積が小さいというのが弱点だろう。面積が4分の1ということは、フルサイズと比べて高感度側で2段分くらい違いが出ているようだ。

弱点ばかりではない。

・防塵防滴性にすぐれているので、雨が予想される撮影などには最適。 ・小型軽量なので警戒されることなく撮影ができる。 ・12‐100mmF4 という万能ズームレンズが最高に使いやすく、簡単にクオリティの高い写真が撮れる。

など一長一短で、撮り手の使い方次第なのだ。写真愛好家が1台だけ持つというならオリンパスに12‐100mmF4という「神レンズ」を組み合わせれば、携帯性にすぐれ、画質もそれなりに良いのだが、きっちり撮りたい場合はやはりフルサイズなのだ。

◇その証拠に、フルサイズよりも一回りセンサーの大きい富士フイルムのGFX100が100万円以上もするのに3か月待ち状態だという。流れは大きなセンサーということで間違いないだろう。


太陽の塔に行った。
約50年前の万博の時よりも今の方がアートとして受け入れられていることが凄い



内部はいま風の現代アートだ