コラム

見出し 生活に変化
更新時間 2020/04/12 名前 よねやん
本文 ◇新型コロナウイルスが猛威を振るう現在、生活に変化がない人は少ないのでは無いだろうか。新聞制作も同じことで、広告が減ったり、美術展などの関連事業が中止になったり影響は大きい。筆者の関連だと、取材撮影が中止になるのが痛い。記事原稿の取材は電話やスカイプ、Zoomといった手段があるが、撮影は実際に会って撮らないとどうしようもない。取材対象者によっては「写真は自分で撮ってメールで送ります」という人もいるが、クオリティや紙面で使える写真となると難しいものがある。

 と、いうことで撮影可能となれば、現場はピリピリしたムードに包まれながらも、最大限感染リスクに注意しながら撮影が行われる。

◇先日も、テレビ局で有名人気女優を番組宣伝で撮る機会があった。事務所側は女優への感染を恐れ、放送局側はそれを承知でドラマの番組宣伝で撮影をお願いしているギリギリの状況だ。別の取材で撮影キャンセルが続きストックも払底、これを確実に撮らなければ紙面制作が座礁に乗り上げてしまう。異例の早さで撮影の2時間前にテレビ局に入り、背景やライティングをセットする。「巻き」と言って、早く撮影が始まることを考慮しても、40分位前にテレビ局入りするのが通常だ。セッティングが終わると、その場から全員が出され誰もいない状態にする。そこで1時間以上外で待ち、呼ばれて女優とカメラマン、マネージャー、メイクさんだけの状態で撮影が始まる。大物になれば通常は10人ほど「取り巻き」がいるのだが一切なし。とにかく接触は最小限に抑えるということだ。

◇撮影時間は意外と長く、10分近くあったが、白バック、黒バックなど背景3パターン。立ちと椅子など多く撮り分ける必要があったので手際よさが肝心だ。同じようなカットを複数枚掲載することもできないので、まったく別の作風で撮るのだ。

◇テレビ局によっては取材させてくれないところもあり、番組宣伝自体が無い場合もある。それどころか撮影が中断し、クランクアップが終わってないドラマもあるようだ。GW明けに緊急事態宣言が解除されれば撮影を再開できるのだろうが、解除が長引いた場合は、最悪ドラマの放送の中断やむなしなのだろうか? コロナで影響の無い業界は無いということだ。


誰もいない目黒川