コラム

見出し 副業カメラマン
更新時間 2021/04/18 名前 よねやん
本文 ◇コロナ禍で人々の考え方が大きく変わってしまった。リタイヤして年金生活をしている方は、「外出を自粛する」とか「感染予防に努める」とかで大変だが、全体的に見るとまだ変化は少ないのかもしれない

◇世間を見渡すと、業種によっては仕事が激減し、収入源の見直しを強いられ、ユーチューブ動画を始めたり、ブログを始めたりする人も増えた

◇厚生労働省も副業を促進しており、「副業解禁」の流れは止まらないでしょう。そんな中、趣味の写真の延長で「副業カメラマン」を目指す人も増加傾向。銀塩時代と違って最近は簡単に写真が撮れるのでハードルは低い

◇七五三や結婚式などイベント撮影の練習をするセミナーが大盛況で、土日を利用して副収入を得ようとする人であふれかえっている

◇報道カメラマンは、日々撮影ばかりしているので、せっかくの休みまで写真を撮ろうとは思わないが、まったく別の仕事をしている人なら、土日の撮影は気分転換になるかもしれない

◇カメラマンの良いところは、知らない場所にいきなり行っても仕事ができること。例えば掃除の仕事を副業で行うとしても何日か教わらないと戦力にならない。また決められた日時に通わないといけない。その点、カメラマンは単発で都合の良い日に仕事を受け、完結するので副業に向いているのだろう

◇先日、社内の部署で定年退職する人を囲んでの記念写真を撮ってくれないか?という依頼が筆者に来た。もちろん仕事のレベルではなく、個人的なお願いとして。ちょうど仕事が無い時間だったので記念写真の練習になると思って撮ってあげることにした

◇クリップオンストロボで普通に撮っては、練習にならないので、大きな105cmのルーセントアンブレラを立てて、機材を一式持って行って撮ることにした。行くと、35人位が集まっていて、ひな段も無い平場だったので奥の人は隠れて見えない。急きょ5段脚立に乗って上から俯瞰して無難に撮った。

◇いつもだったら部署の同僚がスマホのセルフタイマーで撮っていた記念写真も、筆者がものものしく撮ることにより、現場は大盛り上がりだ。「定年のハレに日にプロカメラマンが記念写真を撮ってくれた」という事実だけで、良い思い出になっただろう

◇みんなの喜ぶ姿を見て、「副業カメラマン」の需要の強さを感じた。催しでプロのマジシャンを呼んで盛り上がるようなものだ。そう考えると、報道カメラマンも定年後は年金をもらいながら副業カメラマンやれば良いと思うのだが、あまり聞いたことがない

◇大学の講師になったり、家の仕事を手伝ったりする人は多いが、大体は「もう十分撮ったので別の世界で働きたい」ということなのだろう

◇また撮る以外の事務処理はまったくダメな人が多く、個人事業主になって青色申告するなんて到底無理だろうと思う


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