コラム

見出し 五輪が終わった
更新時間 2021/08/22 名前 よねやん
本文 ◇開催の是非で割れた今回の五輪だが、新聞社のカメラマンらは粛々と役割をこなした感じだ。このあと24日よりパラリンピックが始まるが、仕事はキホン同じなので規模を縮小して流れるだけだ

◇と、いっても筆者は年次的にも最前線に立つこともなく、通常は社内で五輪の紙面制作を行い、その合間に五輪以外の撮影もこなす毎日だ。周りから見ると、カメラマンが一丸となって五輪に挑むというイメージがあるが、期間中も紙面には芸能面もあるし、お料理、ファッションなどの面もあるので、そちらの撮影がある

◇五輪で若手が出払うので、消去法的に筆者の年次が五輪以外を担当することになるのだ

◇今回の特色は、無観客なので観客席からの撮影ができないこと、コロナ禍で来日するプレスが従来よりも少ないということだろう。通常、五輪の取材パスを持っていないカメラマンは、一般チケットで入り、観客席から撮影を行う。場所によっては少し遠くなるが、高い位置から俯瞰して撮れるので、サッカーなどはピッチから撮るよりも良かったりする。あまり長い600?のレンズなどは入場を断られたりするが、短い100−400?などだと問題なく入場できる

◇外国のプレスも国によっては、日本に入国してから10日間ホテル待機なんてあるので、それなりの覚悟がないと取材にこない。ワクチン証明書を見せると待機期間が免除される場合もあるようだが、それでもコロナが蔓延しているイメージの日本には仕事以外で行きたくないはずだ

◇9月5日に東京五輪が終わると、来年の2月4日から北京の冬季五輪が始まる。なんと5カ月しかない。普通なら取材態勢や必要機材の選定などを進める時期だが、東京が終わらない限り動けない。今回の機材は結局レフ機がメインでサブにミラーレス一眼を使うような新聞社が多かった。ミラーレス機を軸にした会社もあったが、結局、熱暴走問題などがあり、確実に撮れるレフ機に一日の長があったように思える

◇北京ではミラーレスが軸となると言われている。ただそれも、使えるボディ、400mm、600mmなどの使える望遠レンズが出そろわないとダメだ。東京五輪でミラーレスの評価が下ったはずなので、改善されていよいよ北京では各社ミラーレスの対決になると思われる

◇中国は規制がきびしく、コロナ対応で待機期間が長かったり、機材の持ち込みに高い関税がかかったりするらしい。そのレギュレーションをかいくぐっての五輪となるので、東京とは違った意味での報道対決になると思う


最近はスタジオに行く前に撮影のシミュレーションソフト(set.a.light 3D)で
試すことが多い。これだと再現性は高く、テスト撮りが不要になる


今度機会があればオール赤で撮りたい